「ここが日本のサグラダファミリア?」
「そう! ずっと改装し続ける建造物」
「そ、そうなんだ……」
(確かにそこだけはサグラダファミリアだ、けど向こうは300年だよ)
「で、何でこの家の中にわざわざ小屋を造るの?」
「まあそれは、ガウディ級の人にしかわからないかな」
「ふ〜ん、いずれここも世界遺産になるかもしれないね(汗)」
「そうなるだろうね」
「……」
こちらホンモノ
この建物はちょっと前まで廃墟(空き家)だった。
それをDIYでリノベーションしてシェアハウスに蘇らせたのだ。
それが空家レンジャーの初プロジェクトだった。
神奈川県逗子市の海岸近くにあるこの家「海古屋シェアハウス」には、現在物好きな素敵な5人が住んでいる。
玄関の前は材料と工具で足の踏み場もないほどで、仕方なく材料を踏みながら中に入る。
中に入ると、アーティスティックなオブジェたちが、快く出迎えてくれる。
玄関を彩るオブジェ? ショーケースのような”おかもち”
エキゾチックな照明の下は実は”足湯”
トイレの神様たち?
今日(2017年6月24日)は物だけではなく、人もたくさんあふれている。
空家レンジャーの活動が開催されているからだ。
その活動が前述の「家の中に小屋を造るプロジェクト」だ。
小屋といっても、犬小屋とか鳥小屋とか猫小屋とか蛇小屋とか、そんな小さなものではない。
実際に人が住むための「人小屋」なのだ。
1階の居住スペースの壁をぶち抜き、3つの小屋を並べて置いてそこに3人が住むという。
なぜ小屋に?
それはガウディではない僕にはわかるはずもないのだが、以下は想像である。
・小屋にすることでスペースを有効に使えるので多くの人が住める。
・小屋にすることでプライベート空間ができ、よりプライバシーが尊重される?
・小屋に人が住んでいるということが単純におもしろい!
確かに、逗子の『海古屋』に住んでいると聞いただけででも
「え、海の家に住んでるの?」
と思ってしまうのに
『海古屋の小屋』に住んでるということは
「海の家の隣にある更衣室みたいなところに住んでるの?」
となって、それはそれでおもしろいに違いない。
そのおもしろい小屋を造るために、わざわざ集まったおもしろい物好きなメンバーたちにより、着々と小屋の土台が組み立てられていく。
正確に組み立てるためネジ打ちは慎重に
なかよく共同作業
これが何になるのかは、まったく不明???
空家レンジャーに参加する楽しみのひとつは「お昼のまかない」だ。
毎回、まかない担当レンジャーによって作られる手作り料理は、いつもおいしさとヘルシーさを両立している。
この日のまかないは、本場ベトナム仕込みの生春巻き!
手巻き寿司のように、自分で好きな具を入れて自分で巻くのだ。
この巻き方が大事
一見マウスパッドのようなライスペーパーをお湯に浸して、そして具を乗せて巻くだけなのだが、その巻き方にも個性がでるのがおもしろい。
お店で供されている商品と遜色ないほど綺麗に巻ける人もいれば、巻くどころか包むことも難しくもはや「春巻き」ではなくなってしまう人もいる。
しいて言えば「おいしい野菜と肉のライスペーパー添え」
まあ、食べてしまえば同じだ。
パクチーやナンプラーの香りがベトナムテイストを引き立たせ、今日も大満足のまかないだった。
おいしいものを食べると笑顔になる
この日は空家レンジャーと「アフリカンナイト」のWイベント。
日中にDIYでいい汗をかいたあとは、美味しく刺激的なアフリカ料理とアフリカドリンク。
さらにアフリカンミュージックにアフリカンな衣装。
残念ながら僕は参加できず、写真で様子を想像ください。
海古屋がアフリカに!
コーヒーのブログ、コーヒーといろんな活動
自分で焙煎するコーヒーは格別である! 空き家を救う!空家レンジャー 理想工場をつくる! などなど
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